航空母艦
航空母艦 (こうくうぼかん、)は、
航空機 を多数搭載し、海上での航空基地の役割を果たす
軍艦 。略称は
空母 (くうぼ)。
第一次世界大戦で登場し、その当時は
飛行機母艦 の名称も使われた。
イギリス は世界初の純粋な空母として「
ハーミーズ 」の建造を開始し、
大日本帝国 は
日英同盟 により空母「アーガス」や「ハーミーズ」の先行実績や設計図を参考にして小型空母「
鳳翔 」を建造し、同艦が純粋な空母として世界で初めて竣工したp.2〔 鳳翔|航空母艦|155.45|14.67|4.57|7,470|25.0|8|淺野造船所|大正8-12-16|大正10-11-13|大正11-12-27|14c/m…4 8c/m…2|―|4|「タルビン」2|艦本式8|2|30,000 〕。}}。
艦内に格納庫を有し、
飛行甲板 より
艦載機 (
艦上機 )を発着させることが可能な、海洋を移動する
飛行場 にして根拠地である p.1(中略)依つて左に海軍中佐加藤尚雄氏によつて説明された航空母艦に關する話を紹介する
航空母艦の話
航空母艦とはどんな任務を持つて居る軍艦か、
航 ・ 空 ・ 母 ・ 艦 ・ は名前の通り航空機の母艦である。艦内に澤山の飛行機を積み込んで居る
艦 ふね である。然し母親が子供を抱いて居るやうに只飛行機を腹の中に入れて居るだけなら今日のやうに航空母艦がさわがしく論ぜることもなからう。
航 ・ 空 ・ 母 ・ 艦 ・ とは前記のやうに澤山の飛行機を搭載して艦隊と一緒に又は單獨に行動し、いざといふ時にその子供の飛行機をどん〱艦から出發させて、或は敵情を偵察させたり或は敵艦の爆撃や雷撃、(魚雷で攻撃すること)をやつたり敵の飛行機を撃ち落させたりするのであつて、海上では空中兵力の根據地となるものである。だから航空母艦の勢力の大小といふことは、やがて海軍の空中武力の大小といふことに非常な關係があるから、
軍縮會議 などでやかましい問題となるのである。繰り返していふ、航空母艦は
空 ・ 中 ・ 武 ・ 力 ・ の根據地となる艦である。然もそれが非常な速力で遠いところへどしどし行動出來る移動根據地である。
ほんとの航空母艦と水上機母艦
ウソの航空母艦があるわけではないが
ワシントン會議 や
ロンドン會議 で航空母艦と定められたものは飛行機の發着が自由に出來る飛行甲板のあるのを航空母艦といふのであつて、そういふ飛行甲板がなくて
飛 ・ 行 ・ 機 ・ を積んで居るのは補助航空母艦といでもいふのである。故にほんとの航空母艦では艦上機といつて陸上機と同じやうに車輪を持つた飛行機を用ゐ、それで飛行甲板を陸上飛行場のやうに滑走して出發し又この甲板へ降りて來て止まるのである(以下略)(記事おわり)}}。黎明期には、航空機の性能が低かったこともあって補助艦艇として扱われていたが、後に航空機の性能が向上して
航空主兵論 が台頭するとともに、
機動部隊 の中核となる
主力艦 としての地位を確立していった。
Wikipediaによる
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